25坪の伝統構法+土壁の家に暮らして2年が経ちます。
家族構成 4人 大工+花屋+高校男子+女子中学生
趣味:キャンプ、庭でBBQ、映画鑑賞、ツーリング大工、カメラ花屋、サッカー少年、ギター少女
・自然環境
・持続可能な木造住宅の形
・持続可能な暮らし
・自然を愛する
を人生のテーマと考えていて
その暮らしを新しい家で実現したいと思っていました。
・夏の過ごし方
夏場は1台エアコン+サーキュレーター1台で過ごしています。
25坪の2階建ての家ですが設置したエアコンは1台だけです。
当初は夏場に暑すぎるようであれば各部屋にエアコン設置も考えていたのですが
実際に住み始めてみると、その必要はありませんでした。
リビングのエアコンをつけ
サーキュレーターで冷えた空気を2階へ向けて拡散すると十分な冷却効果が得られます。
冷たい風を体に直接当てないので
乾燥による喉の痛みや、就寝中に冷えすぎることも無く体にも優しいと思います。
また、以前の家では空気清浄機を使って過ごしていましたが
土壁+空気の流れを設計に取り入れたため
湿気や生活臭が気にならなくなり
10分間、窓を開放するだけで家中の空気が入れ替わるので
空気清浄機を使う必要が無くなりました。
我が家では窓を開けて外の気持ち良い空気を室内に取り入れたいので
こまめな換気を心がけています。
室内の二酸化炭素濃度を下げるのと同時に汚れた空気が溜まるのを防いでいます。
・冬場の過ごし方
冬場は薪ストーブだけで過ごしています。
夜間3時間焚けば家じゅうの温度は20℃近くに保たれます。
遠赤外線で土壁が蓄熱してくれるので朝に暖房が必要ありません。
必要があればスポット的に暖房を…とも考えていたのですが
着替えなどの際も寒さを感じることがありません。
大工仕事で天然素材を扱っているので
現場でどうしても出てしまう天然木端材を薪として有効活用しています。
捨ててしまえば「ゴミ」で、それを処理するためにもお金やエネルギーが必要になりますが
薪として使えば家を温めるエネルギーとして活用できます。
家全体があたたまるので脱衣場や浴室も寒さを感じることなく
タイル+檜の板の壁の浴室でも他の部屋と変わらない温度でお風呂に入れます。
朝の室内温度は18℃くらいに下がっていますが
杉の30㍉の床板は柔らかく暖かく素足で全然寒さを感じさせません。
踏み心地がとても良くスリッパを履いてしまうのがもったいないぐらいです。
子供達は帰宅後は素足にTシャツ一枚で過ごしています。
・休日の過ごし方
休日は妻が手入れしている庭を眺めながらウッドデッキでゆっくり過ごすのが好きです。
読書をしたり
動画を観たり
肉を焼いたり
木のスプーンを作ったり
外の空気を吸いながら過ごす時間が大好きです。
木の家、土壁の家はエネルギーの消費が少なくても
快適に心地よく暮らすことができます。
おうち時間を楽しく過ごしながら
自然や環境、未来にもやさしい暮らしになれば良いですね。